昭和30年代の街角文化・貸本屋
昭和33年頃から昭和37年頃まででしょうか? 全国のちょっ
とした町には必ず駄菓子屋と共に貸本屋さんがありました。
今の若い方には想像できないかも知れませんが、家庭にテレビ
がそれほど普及してなかった時代は娯楽文化のひとつとして、
街角の映画館とともに貸本屋も人気がありました。一泊2日で
5円〜10円で漫画本や小説、雑誌を借りたりします。
特に漫画本は、大手出版社が発行するものではなく、ほとんど
が小さな出版社が発行する貸本専門の漫画本です。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、その元祖で怪奇物漫画が多かった貸本
屋には必ずありました。当時は「墓場の鬼太郎」というおどろ
おどろしいタイトルと絵で展開されていたものです。
また、特に男の子に人気があったのは日活アクション映画に影
響を受けたアクション劇画です。今でも人気の高い「ゴルゴ13」
シリーズのさいとうたかお氏も当時の貸本漫画の人気作家として
君臨していました(代表作「台風五郎シリーズ」)。
貸本のジャンルは、「怪奇・怪談もの」「アクション劇画」「時
代劇画」「少女もの」「ギャグもの」とありましたが、圧倒的に
人気があったのは、アクション劇画でした。しかし、それらも映
画と同様に茶の間のテレビに人気を奪われて衰退して行きました。
当時の貸本漫画で活躍していた作家たちは後にメジャー雑誌で活
躍することになりますが、そうした人たちは貸本漫画界でも人気
があった一部の人たちに限られます。多くの作家は転向を余儀な
くされたようです。
短い期間に咲いた徒花のような文化ですが、当時の子供たちの心
をしっかりとらえて根をおろしていました。駄菓子屋さんと貸本
屋を兼ねた店も当時はありました。雰囲気が近い貸本屋の世界を
今回はとりあげてみました。
「夢ぎゃらりぃ」は、まさにタイムマシンのようです。
さまざまな駄菓子やおもちゃを丹念に見るだけでも癒されますよ。
ウメばあちゃんのキャラクターが「夢ぎゃらりぃ」各店でお待ち
しています。
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